霧島ガストロノミーブランド
「ゲンセン霧島」

「ゲンセン」について

「ゲンセン」には「源泉」と「厳選」の意を含んでいます。霧島は天孫降臨の地であり 水や温泉が湧き出る地、ものが生じる源(みなもと)の地です。霧島では 常にモノ、コト、ヒトに湧き出しており私たちは、それらを厳選し発信しています。

「美味しい記憶を巡るまち」について

「美味しい記憶」とは霧島で受け継がれてきた食の記憶です。私たちは、単に美味しいだけではない、食を通じたあらゆる思い出や先人たちにより伝承されてきた技や知恵を大切にしています。「美味しい記憶を巡るまち」にはそんな食文化を巡ることができる霧島市にしたい、という思いが込められています。

霧島ガストロノミーブランド「ゲンセン霧島」認定制度について

霧島市の食にまつわるあらゆる産品・サービス・取組・活動を霧島ガストロノミーブランド「ゲンセン霧島」として認定し、産品・サービスは販路拡大や収益拡大を取組・活動は、本市の魅力増幅・地域課題解決に繋げ、市全体の活性化に活用していくものです。認定部門は2つあり、審査は年1回、国内外の専門家が第三者の視点で評価を行います。

■ 産品・サービス部門(例)農林水産物、加工品、工芸品、料理、サービス、おもてなし など
■ 取組・活動部門(例)食育活動、イベント、伝統文化の継承活動、地域活動 など

ゲンセン霧島認定品

3ツ星 認定品★★★

審査員長総評

審査3回目を終えて、星の数の違いがより明確になってきています。
7つ星とは霧島を代表するブランドとして既に実績かレベルが全国的クラスで出されており正に「霧島の顔」としてガストロノミー活動を牽引するもの。今後は海外での展開や、「ブランドを良く知りその戦略を磨き上げる」を期待したいもの。

6つ星は、霧島としての特徴が十分活かされたり、これが霧島の新たな魅力となると思われるものと評価されたものであり、今後の実績づくりを期待したいもの。

沢山の応募を一気に審査員は拝見拝聴し審査を行います。そのことで、地域や事業者の共通した強みや特徴、そして課題などが見えてきます。またその活かし方や解決方法の示唆や提案も同時になされるのが審査会です。

今回、見いだされた特徴や強みのひとつは「果樹産地」としての霧島でした。
気候風土・ジオの恵みを活かし先人が培った基盤整備や技術の蓄積を持った「霧島」がありました。
ブランドとはを学び実践し、実績を出している事業者もあれば、地域内外への認知度やイメージが十分もたれていない珠玉の果樹も多く眠っているとも感じました。「果樹」領域における連携したブランド戦略が立ち実施されれば霧島の地の魅力がより創出され伝わると思うところであります。

また、売れる商品にはストーリーがある。とよく言われます。老舗であれ新規事業者であっても、時の長さに関わらず、Historyにこそ「Story」があると思っています。
しかし、売れるためにとつけた「Story」は剥がれやすく薄っぺらに見えてしまう傾向があります。これは、売れるものを追い真似て商品を作る「メーカー」か、哲学やコンセプトを持ちそれを伝える商品をクリエイトし続ける「ブランド」との違いともいえます。

「誰に」というターゲットを絞り、何を伝え届けたくて取組み商品サービスを創り出しているのか?至ってシンプルで当たり前の問いへの答えが大切です。取って付けた感じがするか、人々を感動させる言葉で語られるか。そして、それにどれたけ一貫した取組となっているか。徹底的であるか。データを取り、結果を振り返り、顧客や関係者とこれでもか!というほどコミュニケーションを重ね、磨きだしたものであるかどうか。単にそれをみてるのが審査でもあります。
これまでの地方産品は、上記のことは出来ていますが、その価値がデザインという伝わる技術が足りなかったり、伝える術としてネットやデジタルが苦手で。というのが多かった。しかし、それは出来てきている事業者は年々増えてきています。全体として成長しているのだと思います。
しかし、それゆえに、この「霧島」だからこそ求められ、それが自然や体に優しく、社会のためになっているのか?という視点に比重がおかれはじめています。そんなトレンドをいち早く察知し、取り入れ、進化させていくことも「ブランディング」には必要であり、地方においては協業してそれを推進できる仲間がいるからこそ実現スピードも展開力も変わってくるという特徴を持っています。

霧島ガストロノミーという活動とこのブランド審査は、上記を学び実現して行く、いわばコミュニティー活動です。
審査員はその仲間だと思ってもらいたい。審査する・されるだけの関係ではない。一緒に考え共にサポートできる間柄である。「きりしま食の10か条」という方向性に共感し、世界に誇れる霧島になっていかんとするパートナーです。

審査会をその結果を審査員自体も活かし成果につなげるガストロノミー活動を期待します。

審査委員長

本田屋本店
代表取締役社長
地域プロデューサー
本田 勝之助

審査員の紹介

  • 本田屋本店 代表取締役社長
    地域プロデューサー
    本田 勝之助
    1974年、福島県生まれ。地域プロデューサーの先駆けとして常にそのモデルを地域へ示し続け、農業から教育、伝統工 芸、観光、移住、輸出、インバウンド、スマートシティーまでその領域は幅広いのが特徴。会津福島をはじめとする全国(新潟県、三重県、広島県など30地域)の農産物・加工食品、伝統工芸品、観光など総合的な地域(都市)ブランド戦略の専門家。幅広い分野の商品開発・ブランディング・海外輸出・インバウンド戦略や企画展示PR、販路マッチング等を行う。地域の課題や資源に合わせて専門家チーム(国内外)を作り各種プロジェクトに当たる。多岐にわたるネットワークの豊富さと長年の地域プロデューサーとしての実績による幅広い課題解決ノウハウの蓄積が強み。
  • 東京農業大学  
    地域環境科学部   森林総合科学科   教授
    江口 文陽
    1965年群馬県生まれ。東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(農学博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師などを経て、2004年、高崎健康福祉大学健康福祉学部教授。2012年4月より、東京農業大学地域環境科学部教授。ほかに日本きのこ学会理事、日本菌学会評議員、日本炎症・再生医学会評議員、日本食品保蔵科学会評議員、日本木材学会研究強化・企画委員、環境省環境カウンセラー、東京大学大学院非常勤講師なども務める
  • 水産庁
    加工流通課長
    天野 正治
    1971年、横浜市出身。1995年農林水産省入省、大蔵省、千葉県野田市 兵庫県への出向を経て、2014年農林水産省政策課「食」ビジョン推進室長、「ミラノ国際博覧会」チャレンジ本部事務局長を務めた。同博覧会では食料と農業をテーマにした「日本館」において、日本型農業の展示を行い世界に紹介した。その後、農林水産大臣秘書官、TPP調整グループ長などを歴任し、現在は大臣官房参事官、輸出拡大チーム長としてオールジャパンの食材を世界に向けて発信し、日本の食全体を盛り上げている。
  • 南九州大学 
    健康栄養学部 食品開発科学科 教授
    吉本 博明
    南九州大学健康栄養学部食品開発科学科食品開発学研究室教授。博士(農学)。サイエンス・デザイナー。早稲田大学で心理学を専攻後、家業のきのこ農家の経営に参画し九州大学で農学博士を取得。文系から理系に転じた珍しい経歴を持つ。薬理効果を増強する栽培方法の研究。また、企業経営経験、コンサルティング経験を活かし、六次産業化の指導、商品企画立案、商品プロモーション、パッケージデザインなどをおこなう。著書:からだにおいしいきのこ料理115(理工図書)、長生きしたければ大麦を食べなさい(宝島社)ほか、テレビ出演:この差ってなんですか?(TBS)ほか
  • ㈱Table of Smile 代表取締役
    1級フードコーディネーター
    杉水流 直子
    鹿児島市出身。鹿児島純心女子短期大学食物栄養専攻を卒業後、学校栄養士として食育と栄養管理に携わる。株式会社寿福産業にて8年間メニュー監修や撮影スタイリング、店舗コーディネート、販売促進などを担当。2013年3月、鹿児島初の「1級フードコーディネーター」を取得。2014年4月に『フード・プロデュース Table of Smile』を創業。レストラン(飲食店)プロデュースや撮影スタイリング、商品・レシピ開発などを手掛けるなか、2015年3月の「フードコーディネーター全国サミット」で準グランプリを受賞。2児の母として育児や家事に奮闘しながら、食育に関する講演会や食のイベント企画などを通して、食べる楽しさ、鹿児島の食の魅力についても伝えている。(会社公式HPより)
  • 鹿児島国際大学 
    経済学部 経営学科 教授
    Jeffrey S. アイリッシュ
    1960年、米国・カリフォルニア生まれ。
    ノンフィクションライター、民族学研究者、ドキュメンタリー映画や書籍の翻訳家、鹿児島国際大学教授。1982年、エール大学を卒業後、清水建設に入社。退職後、30代より鹿児島県・下甑島で3年間漁師として生活。その後ハーバード大学院と京都大学大学院で民俗学を専攻。1998年より南九州市川辺町に移住。2010年から鹿児島国際大学で「まちづくり」や「民俗学」を教える。
  • ㈱きちり 常務取締役CFO /
    ㈱オープンクラウド 代表取締役社長
    葛原 昭
    1973年生まれ。2003年にレストラン経営における飲食事業及び食を中心に生まれるHospitalityの提案・提供事業等を展開する「㈱きちり」入社後、株式準備室長を経て経営管理本部長・CFOに。2010年にオープンクラウドを設立し、クラウド型の各種ITサービスを提供。
  • ㈱プラザハウス 社長
    平良 由乃
    1958年生まれ。沖縄を代表し、日本最古のショッピングセンターである「プラザハウスショッピングセンター」を運営する「㈱プラザハウス」の社長。2019年12月には、センター内に新たな食の拠点として、「ロジャースフードマーケット」がオープンし、国内の名産品のほか、世界各地の調味料や菓子、食材を販売。世界に旅するコンセプトで料理や食材を提供すると同時に地方のこだわりのものを販売し、地域活性化のため、地元の文化も同時に発信している。
審査員長総評

期  日 令和元年11月12日(火)~13日(水)
場  所 霧島市役所別館4階大会議室
審査委員 7名

 「ブランド」とは常に市場視点があり、その変化に伴って進化し続けるものである。また、認定されたかどうかも重要だが、審査を通して得られた専門家からの具体的な評価や改善のフィードバックが財産で、それに基づく改善活動との両輪ではじめて霧島のブランド力全体を底上げできるものである。一方で、認定されたことでブランドイメージが高まり、販売成果等が創出されるメリットをより図ることで、申請へのモティベーションが高まる工夫も重要である。
今回、霧島市には価値高い資源が多様にあり、成長余地の大きさをあらためて実感したことと、第1回審査のフィードバックを受けて真摯にチャレンジされた事業者の姿こそ、本ブランド認定制度の趣旨と共感したところである。また近隣同業種において傑出した価値でも、広く類似業種含めた視点で評価すると改善も見出せる、そんな高い視点、専門的な知見での評価も一層審査員に求めらえることも浮き彫りになったように思う。

 前回からのテーマで、宇治茶から霧島茶というブランドづくり、麹をはじめ黒酢など醗酵領域の強みを生かした霧島ブランディング。いずれも品質は全国的にも高いのにかかわらず比してブランド力が伴っていないのが勿体ない状態と見受けられます。ブランド認定制度は個々の事業者への評価・フィードバックと全体を俯瞰しての共通した改善課題や、飛躍するための方向性までは指し示せるが、具体的に注力支援して群としてブランディングサポートする取組は別途推進していくことが期待される。

 前回特筆された、新たな地域や産業の課題解決を図りながら商品自体の独自性も高い事業や、名実ともに高い評価の食肉類などの群としてのブランディングのその後など、経過もレポートしながら、審査員からのアドバイスも受け推進につなげる工夫もあると審査機会を一層活かせるかと思う。

 最後に、認定事業者が一定数となり、星ごとの課題も違うフィードバックもなされたことで、事業者間の連携や、事業者自体自主的にテーマを掲げ連携し独自の活動を推進していければ頼もしい限りである。九州という立地だから狙いやすい海外の様な市場や連携できる地域。鹿児島だからこそ国内他地域と比して出せる特徴や個性。霧島にしか創出できない市場価値。を認定審査を経るたびに共に考え、仮にでも戦略やターゲットを設定、共有した取り組みを今後意識的に行っていければ、霧島ガストロノミーは期待以上の成果をきっと残せる関係者、認定事業者のメンバーであると既に確信します。

審査委員長

本田屋本店
代表取締役社長
地域プロデューサー
本田 勝之助

審査員の紹介

  • 本田屋本店 代表取締役社長
    地域プロデューサー
    本田 勝之助
  • 一般社団法人
    ミス日本協会理事
    和田 あい
  • 東京農業大学 教授
    東京農業大学「食と農」の博物館 館長
    江口 文陽
  • 「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」
    フレンチシェフ
    ドミニク・コルビ
  • NPO法人かごしま探検の会
    代表理事
    東川 隆太郎
  • NPO法人くすの木自然館
    代表理事
    浜本 奈鼓
  • 水産庁漁政部
    加工流通課長
    天野 正治
審査員長総評

2018年度版 霧島ガストロノミーブランド認定審査結果報告

1 期  日 平成30年11月14日~15日
2 場  所 霧島市役所別館4階大会議室及び公民館2階調理講義室
3 審査委員 8名

 本ブランド認定制度は、審査を通して得られた専門家からの具体的な評価や改善のフィードバックが財産であり、それに伴う改善活動を推進し霧島のブランド力全体を底上げしていくことが主たる目的のひとつである。全国に出しても傑出した価値をもつ産品サービス・取組が見えるようになり、なぜ素晴らしいのか?他との違いはどこにあるのか?といったことを具体的に地域に伝え、自らの磨き上げの示唆と動機向上を図るチャンスが得られたことが認定審査の成果だと思う。また、今回、霧島市には高い品質とブランドがある領域を再確認しつつも、視座を高く持つことで課題も浮き彫りにされたところである。

 課題には、お茶の一般消費者イメージとしてもはや宇治茶から霧島茶というブランドづくりとしての戦略の課題や、鹿児島ブランドが強い黒豚は、霧島ブランドになるような特徴の見出しとブランド戦略の課題、黒さつま鶏は上記より霧島としての独自性があるが、クオリティーや客観的評価を今後得ていく取組や生産体制の拡充が課題としてあげられる。一方で、黒酢は霧島の独自性もあり全国的なブランドとして立っていてクオリティーも高いが、あえて課題を挙げるとすれば、健康志向の今の商品価値がやや古くも感じられ飽きられているようにも思われるため、そのイメージを脱却できる方向性を見出せることを期待したい。

 今回特筆すべきなのは、新たな取組でブランド化はまだされていないが、霧島モデルとして新たな地域や産業の課題解決を図りながら商品自体の独自性も高い事業を見出せたことにある。今後地域一体となって引き上げサポートして霧島の新たな顔にしていくことが期待される。

 最後に、選ばれたものがその後、効果的にPRされ、それぞれの評価ポイントをいかに伝え、それが多くの方の学びとなり、改善活動の仕組みが推進され、事業者・団体だけではなく、集合体としてブランド化されるための課題が取り組まれることなど、認定審査において、貴重な意見が出されたことは本認定審査の審査員各自が趣旨を十分に理解され、単に星の数で一喜一憂せぬ全体戦略を重視し、今後の霧島ガストロノミーに期待するものなのだろうと思う。

審査委員長

本田屋本店
代表取締役社長
地域プロデューサー
本田 勝之助

審査員の紹介

  • 本田屋本店 代表取締役社長
    地域プロデューサー
    本田 勝之助
  • 一般社団法人
    ミス日本協会理事
    和田 あい
  • 東京農業大学教授
    東京農業大学「食と農」の博物館 館長
    江口 文陽
  • 「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」
    フレンチシェフ
    ドミニク・コルビ
  • クラウドファンディングサイト「Makuake」
    代表取締役社長
    中山 亮太郎
  • NPO法人かごしま探検の会
    代表理事
    東川 隆太郎
  • NPO法人くすの木自然館
    代表理事
    浜本 奈鼓
  • 水産庁漁政部
    加工流通課長
    天野 正治
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