「食を大切にする文化を霧島で創る」霧島食育研究会の活動

レシピや調理技術だけではない「食」の伝承

霧島食育研究会の１年の総まとめである「霧島食の文化祭」は2020年までに17回に渡り開催されています。

このイベントの中心となるのが”家庭料理大集合”の取り組みです。霧島の人々が普段食べている料理を、各地域から持ち寄り展示します。
持ち寄った料理には、材料・分量、作り方などに加えて、料理に込められた思いやエピソードが添えられています。そこからは、同じ料理でも作る人や家庭によって、レシピが異なっていたり、作り方のコツ・ポイントがある事、料理の数だけ、作る人・食べる人との思い出がある事がわかります。
このように、料理のレシピや調理技術だけではなく、作られてきた背景、おもい、歴史、風習も取り入れ、食文化の伝承につなげています。