霧島の「食」ブランドを日本全国、そして世界へ
霧島は、日本で初めて国立公園として指定された悠久の大自然が残り、
霧島山を舞台とする天孫降臨伝説が伝わる神話の里です。
「地域を丸ごと味わう」というガストロノミーの考え方で、
霧島の大自然が育む水や農林水産物、先人達が連綿と築いてきた食の知恵と技、
食文化を活かした「美味しい霧島」を創造していきます。

霧島ガストロノミー推進協議会の発足

霧島ガストロノミー推進協議会は、「食」にまつわる様々な分野を融合させながら地域の食文化を生かす「ガストロノミー」の理念に沿って、長年培われてきた「食」の伝統を尊重しながら地域経済の活性化や交流人口の拡大を図るため、霧島市内の産学官組織が連携して2017年に設立した組織です。

きりしま食の道10カ条

この10カ条は、霧島が目指す食の方向性を内外に向けて浸透させるために、2017年度に霧島ガストロノミー推進協議会が発足後、最初に取組んだ事業です。
霧島ブランド推進部会において、約半年間かけて「他地域との違いを出せる霧島らしさ」「霧島における地域課題の解決」「世界のトレンド・市場性」という3つの視点を持ち、一つ一つの言葉を丁寧に議論しながら、10個の条文として紡いだものです。

01 地域性

暮らしの源である霧島山に深い敬意を込め、自然の恵みを共有しよう

02 神事・風習と食文化

天孫降臨の地である霧島の食のルーツを学び体験しよう

03 職人気質

先人たちが連綿と築いてきた食の知恵と技、想いを未来に残そう

04 地産地消

霧島が育む食材を学び、使い、みんなで楽しく食べよう

05 伝統と革新

受け継がれてきた霧島の食文化をいかし、新たな霧島の食に発展させよう

06 健康志向

霧島の食材で健康や美に繋がるような食べ方をひろめよう

07 環境型

霧島の食を育む山、川、里、海を大切にし、命の循環を守りつづけよう

08 創造性

ワクワクする新しい食の創造にチャレンジできる霧島をつくろう

09 もてなしの心

霧島人(びと)として、思いやりとまごころで、霧島でしか味わえない食の記憶を贈ろう

10 褒め合う食文化

霧島の多様な食文化を互いに認め「褒め合う食文化」を築こう

霧島ガストロノミーアンバサダー

霧島の食を広くPRしていただくため、ブランド審査委員の方々に、霧島ガストロノミーアンバサダーを委嘱しています。

  • 本田屋本店(有)
    代表取締役社長
    本田 勝之助
    1974年、福島県生まれ。地域プロデューサーの先駆けとして常にそのモデルを地域へ示し続け、農業から教育、伝統工 芸、観光、移住、輸出、インバウンド、スマートシティーまでその領域は幅広いのが特徴。会津福島をはじめとする全国(新潟県、三重県、広島県など30地域)の農産物・加工食品、伝統工芸品、観光など総合的な地域(都市)ブランド戦略の専門家。幅広い分野の商品開発・ブランディング・海外輸出・インバウンド戦略や企画展示PR、販路マッチング等を行う。
  • 東京農業大学 学長

    江口 文陽
    1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。2021年4月より、東京農業大学 学長に就任。ほかに、東京農業大学「食と農」の博物館 館長、日本きのこ学会理事、日本菌学会評議員、日本炎症再生医学会評議員、日本農芸科学会なども務める。
  • フレンチ割烹ドミニク・コルビ
    フレンチシェフ
    ドミニク・コルビ
    1965年パリ生まれ。パリの2つ星レストラン「ル・ダストヴァン」やホテルインターコンチネンタルパリのセクションチーフとして修業を重ね、1991年「ラ・トゥールダルジャン」パリ本店副料理長に就任。1994年「ラ・トゥールダルジャン東京店」でエグゼクティブシェフを務める。2002年からはホテルニューオータニ大阪「サクラ」の総料理長や銀座「ル・シズィエム・サンス・ドゥ・オエノン」エグゼクティブ・ディレクターに就任。ミシュランガイド東京の発刊以来4年連続1つ星を獲得している。
  • Makuake 代表取締役社長

    中山 亮太郎
    1982年4月11日 東京都で生まれ。2006年、新卒でサイバーエージェントに入社。社長アシスタント、メディア事業の立ち上げを経て2010年からはベトナムにベンチャーキャピタリストとして赴任し、現地のネット系スタートアップ企業への投資を担当。2013年に株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングを設立し、代表取締役社長に就任。「Makuake」を新しいプロジェクトが生まれる社会的インフラにするため、日々奔走している。
  • 一般社団法人ミス日本協会 理事

    和田あい
    ミス日本コンテスト事務局ビューティプロデューサー。50年以上の歴史を持つ和田式ダイエット法の3代目継承者。
    早稲田大学教育学部卒業後、国内をはじめ、ロンドン、パリなどヨーロッパでファッションや文化を学ぶ。その経験を生かし、最終選考に残った候補生の指導を半年間にわたり行い、“やまとなでしこ”に象徴される「日本女性の美」へと心身共に導いている。
  • NPO法人かごしま探検の会
    代表理事
    東川 隆太郎
    昭和47年鹿児島市生まれ。鹿児島大学理学部地学科卒業。平成13年、NPO 法人まちづくり地域フォー ラム・かごしま探検の会の設立に関わり、現在代表理事を務める。地域資源に関する新たな位置付けや価 値付けに関心を持ち、まちづくりに活用していく活動を展開中。県内の歴史を機軸とした近代 化産業遺産・温泉・地域資源の活用・まち歩きなどをテーマに、講演活動やコーディネート活動を行い、鹿児 島、そして九州の魅力を、観光・教育・まちづくりに結び付けている。
  • NPO法人くすの木自然館
    代表理事
    浜本 奈鼓
    人と自然との持続可能なつきあい方を提言し、鹿児島の豊かな自然を後世に、よりよい状態で引き継ぐことを目的としたNPO法人くすの木自然館の代表理事を務める。1995年に設立、2000年に鹿児島県より特定非営利活動法人(NPO法人)として認証をうけ活動。子どもから大人、障がいを持つ人々など幅広い層を対象に、環境教育、自然教育、野外教育、地域文化教育などの企画、運営など環境学習に関する事業を行う。
  • 農林水産省
    経営局 総務課長
    天野 正治
    1971年、横浜市出身。1995年農林水産省入省、大蔵省、千葉県野田市、兵庫県への出向を経て、2014年農林水産省政策課「食」ビジョン推進室長、「ミラノ国際博覧会」チャレンジ本部事務局長を務めた。同博覧会では食料と農業をテーマにした「日本館」において、日本型農業の展示を行い世界に紹介した。その後、農林水産大臣秘書官、TPP調整グループ長、大臣官房参事官、輸出拡大チーム長などを歴任。
  • 南九州大学
    健康栄養学部 食品開発科学科 教授
    吉本 博明
    南九州大学健康栄養学部食品開発科学科食品開発学研究室教授。博士(農学)。サイエンス・デザイナー。早稲田大学で心理学を専攻後、家業のきのこ農家の経営に参画し九州大学で農学博士を取得。文系から理系に転じた珍しい経歴を持つ。薬理効果を増強する栽培方法の研究。また、企業経営経験、コンサルティング経験を活かし、六次産業化の指導、商品企画立案、商品プロモーション、パッケージデザインなどをおこなう。
  • ㈱Table of Smile 代表取締役
    1級フードコーディネーター
    杉水流 直子
    鹿児島市出身。鹿児島純心女子短期大学食物栄養専攻を卒業後、学校栄養士として食育と栄養管理に携わる。株式会社寿福産業にて8年間メニュー監修や撮影スタイリング、店舗コーディネート、販売促進などを担当。2013年3月、鹿児島初の「1級フードコーディネーター」を取得。2014年4月に『フード・プロデュース Table of Smile』を創業。レストラン(飲食店)プロデュースや撮影スタイリング、商品・レシピ開発などを手掛ける。
  • 鹿児島国際大学
    経済学部 経営学科 教授
    Jeffrey S. アイリッシュ
    1960年、米国・カリフォルニア生まれ。
    ノンフィクションライター、民族学研究者、ドキュメンタリー映画や書籍の翻訳家、鹿児島国際大学教授。1982年、エール大学を卒業後、清水建設に入社。退職後、30代より鹿児島県・下甑島で3年間漁師として生活。その後ハーバード大学院と京都大学大学院で民俗学を専攻。1998年より南九州市川辺町に移住。2010年から鹿児島国際大学で「まちづくり」や「民俗学」を教える。
  • ㈱きちり 常務取締役CFO
    ㈱ApplyNow 代表取締役社長
    葛原 昭
    1973年生まれ。2003年にレストラン経営における飲食事業及び食を中心に生まれるHospitalityの提案・提供事業等を展開する「㈱きちり」入社後、株式準備室長を経て経営管理本部長・CFOに。2010年に株式会社ApplyNow(旧:オープンクラウド)を設立し、クラウド型の各種ITサービスを提供。
  • ㈱プラザハウス
    社長
    平良 由乃
    1958年生まれ。沖縄を代表し、日本最古のショッピングセンターである「プラザハウスショッピングセンター」を運営する「㈱プラザハウス」の社長。2019年12月には、センター内に新たな食の拠点として、「ロジャースフードマーケット」がオープンし、国内の名産品のほか、世界各地の調味料や菓子、食材を販売。世界に旅するコンセプトで料理や食材を提供すると同時に地方のこだわりのものを販売し、地域活性化のため、地元の文化も同時に発信している。
  • ㈱きちりホールディングス 取締役
    商品統括 本部長
    松藤 慎治
    日本で110店舗以上の飲食店を運営するきちりホールディングスに、2006年に入社後、KICHIRI 豊中駅前店(大阪)のマネージャーを経て、商品統括部に配属。現在は、商品統括 本部長を務める。レストラン経営における飲食事業及び食を中心に生まれるHospitalityの提案・提供事業等を展開する。
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